11.洗脳に気づいていく

ブラジルに再度帰ってきて数か月、妻が二人目の子をお腹に宿しました。

妻が妊娠中、また私はクイアバに遠征に行くのだけど、クイアバでCD売りをしているところ、一人の男が「お前はかわいそうだな」と言ってきます。「別にかわいそうじゃないよ」と言い返します。男は「ニューワールドオーダーというのを調べてみろ」言います。

私は気になったので帰ってネットでニューワールドオーダーというのを調べてみました。

世界には数人の人間が富を握っていてという、社会の構図はピラミッドになっていると都市伝説でよく聞くような話ですよね。でも、その当時はそういう内容に衝撃を受けました。フリーメイスンイルミナティー、陰謀論の存在を知っていくのです。

それと同時に東日本大震災地震テロだというユーチューブの発信者がいて、食い入るように情報を集めていました。その発信者は統一教会の暴露話もしていました。

その時にあるシリーズのユーチューブ動画がありました。

9.11の同時多発テロ事件からはじまり、CGを使って庶民はメディアに洗脳されているというもので後半には統一教会についても述べられていました。

私は今まで統一教会の中にいて、団体の検証をすることをしていませんでした。私は恐れを捨てて、統一教会に対する視点を変えいろいろ調べていったのです。メシアの家庭では相続争いもしてるし、パラグアイでは誘拐事件があるなど、いろいろマフィア的な側面も見えてきたのです。私はこの団体で活動するということは悪に加担することになるので辞める事に決めました。

遠征を終えてカンポグランデに帰るのですが、もう教会には行きません。そうしたら文鮮明が9月3日に死亡したのです。

そしてI氏が電話をしてきます。

その頃、私はI氏には反発的態度をとっていました。

I氏も私に怒ったり、その後あやまりに来たりと、昔とは違う関係になっていました。

そしてお父様が死んだので条件を捧げよというのですが私は拒みます。

そうしたらI氏も我慢できなくなって私に罵ってきます。そうやってI氏は今まで通りお父様の威を借りて反省させようとしますが、私はこれ以上恐れることはありません。怒鳴り返しました。I氏は電話を切り、それから追いかけてくることもありませんでした。

2か月後、2人目の娘が無事生まれました。

私は日本で生活したいということを相対者に話して、日本で生活することを進めました。娘が生まれ6か月して私は一人日本に帰りました。

そして一年半を経て相対者と2人の子供を日本に迎えることが出来て、生活苦は続くのですがその後は日本で過ごしていくのでありました。